「副作用のないハイブリッドリポソームのがん治療」

講演者氏名 松本陽子
共同研究者氏名 上岡龍一
所属 崇城大学大学院応用化学専攻(工学部応用生命科学科)
講演タイトル 「副作用のないハイブリッドリポソームのがん治療」
講演概略 新しく開発したハイブリッドリポソームは、がん患者の臨床試験で、顕著な治療効果および高い安全性を示すことを明らかにしている。ハイブリッドリポソームは、構成成分であるリン脂質のアシル鎖長が14の場合のみ、理想的なアポトーシスを誘導する。
本講演では、リン脂質のメチレン鎖が2個異なるだけで膜物性が変化し、がん細胞死(アポトーシスとネクローシス)を区別する発見と、ハイブリッドリポソームのみによるがん治療を中心に述べる。