jobtype、キュー構成、キュー係数、CPU点数

(最終更新日: 2024/4/10)

jobtype

各ジョブには jobtype が定義されます。各 jobtype で利用可能な計算ノード数が異なります。また、時間あたりに消費される CPU 点数も jobtype によって変わります。jobtype は以下のように決められます。

jobtype定義
largememjobtype=largemem を指定したジョブ。
g16sub の場合は -j largemem を指定した場合。
vnodencpus=64 もしくは ncpus=128 を指定したジョブ
g16sub の場合は -np 64 もしくは -np 128 かつ largemem では無い場合
corencpus < 64 のジョブ
gpungpus > 0 のジョブ

キュー構成

計算ノードはノード単位(128 コア)、vnode 単位(64 コア)、1 コア単位で使うことができます。別途 GPU を搭載しているノードもあります。

jobtype

計算ノードメモリー利用単位1ジョブあたりの
制限
総 vnode 数
(コア数)
largememTypeF7.875 GB/コアvnode
or
ノード
1〜14 vnode(s)
(64〜896コア)
28 vnodes
(1,792 コア)
vnodeTypeC1.875 GB/コアvnode
or
ノード
1~50 vnode(s)
(64〜3,200コア)
1,248 vnodes 以上
(79,872 コア以上)
coreTypeC1.875 GB/コアコア1〜63 コア200 vnodes 以上
(12,800 コア以上)
gpuTypeG1.875 GB/コアコア1〜48 GPU
1〜16 コア/GPU
32 vnodes
(2,048 コア 128 GPU)
  • ジョブの最大時間は、定期メンテナンスまでとなります。ただし、1週間を越えるジョブが実行できるノードは全体の半分程度とします。
  • largemem 以外の jobtype については指定されたリソースより判定可能であるため、jsub では省略可能です。
  • TypeC の 80 ノード(160 vnode)は vnode ジョブと core ジョブ共存領域となります。
  • 短期の vnode ジョブが largemem 用の領域で実行される場合があります
  • 短期の core ジョブが gpu 用ノードで実行される場合があります。
  • 専有利用時は 1 ジョブあたりの制限等の各種条件を緩和することも可能です。

CPU 点数とキュー係数

jobtype によって時間あたりの CPU 点数(キュー係数)が変わってきます。

jobtypeCPU キュー係数GPU キュー係数
largemem60 点 / (1 vnode * 1 時間)-
vnode45 点 / (1 vnode * 1 時間)-
core1 点 / (1 コア * 1 時間)-
gpu1 点 / (1 コア * 1 時間)60 点 / (1 GPU * 1 時間)

点数計算例

  • 64 コアジョブを 3 時間実行した場合 => 1 (vnode) * 45(点/vnode・時間) * 3(時間) = 135 点
  • 8 ノードジョブ(128*8=1024 コア)を 1 週間(168 時間)実行した場合 => 2 (vnode/ノード) * 45(点/vnode・時間) * 8(ノード) * 168(時間) = 120,960 点
  • 16 コア 1 GPU ジョブを 24 時間 => ( 16 (core) * 1 (点/core・時間) + 1 (gpu) * 60 (点/GPU・時間) ) * 24 (時間) = 1,824 点

グループあたりの利用制限(CPU コア数、GPU 数、ジョブ数)

初期の割当点数に応じて同時に利用可能な CPU コア数、GPU 数が決定されます。

グループの制限

初期割当点数CPU コア数GPU 数ジョブ数
7,200,000+9,600645,000
2,400,000+6,40042
720,000+4,09628
240,000+3,20012
-240,0007688