以下のパラメータを使うと便利な場合があるかもしれません。
#PBS -m abe
#PBS -m n
メール送信機能: ジョブの開始時、終了時、abort 時にメールを送信する(-m abe)、あるいはメール送信を完全にやめる(-m n)ことができます。abe の a は abort 時、b は開始(begin)時、e は終了(end) 時にメールを送信することを示します。デフォルトは abort 時のみ送信します。-m abe のかわりに -m ae とすればアボート時と終了時だけメールが送信するようにもできます。-m n の場合はメールを送信しません。注意: 大量のジョブを実行する場合には b や e は指定しないことを推奨します。
#PBS -r n
ジョブの再実行抑制: ノードダウン等でジョブが abort した場合にはシステム側で強制的にジョブを別のノードで再実行します。一時ファイル等の影響で再実行されると困る、正常に動かない場合はスクリプトに以下の行を入れることで再実行を抑制されます。(abort したジョブについては CPU 点数は消費されません。再実行された場合は再実行の時間分だけ CPU 点数が消費されます。)
#PBS -j oe
出力の merge: 通常は標準出力(stdout)と標準エラー出力(stderr)の内容は別々のファイルに出力されます。このオプションを加えると出力を結合して標準出力にまとめることができます。(-j eo にすると標準エラー出力にまとめて出力できます。)
#PBS -N (任意のジョブ名)
ジョブの名前: この行を加えることでジョブに名前をつけることができます。例えば -N myjob1 とすれば myjob1 という名前になります。jsub 実行時に -N オプションを与えることでも同様に名前をつけられます(例: jsub -N myjob1 job.sh)。何も指定しない場合はジョブスクリプトのファイル名がジョブの名前になります。
一例として、以下のような指定が可能です。ジョブの開始及び終了時にメール通知を行い、ノードエラー時の再実行は不可、標準エラー出力を標準出力に merge して出力、ジョブの名前は myjob1 となります。
#!/bin/sh
#PBS -l select=1:ncpus=64:mpiprocs=32:ompthreads=2
#PBS -l walltime=24:00:00
#PBS -m abe
#PBS -r n
#PBS -j oe
#PBS -N myjob1
cd ${PBS_O_WORKDIR}
# (以下省略)